転倒して手を衝いた際に発生するケガは様々です・・・。
これまでも、ブログで数多くの症例をご紹介してきました。
各症例は「整骨院実績」(下記リンク)をご覧ください↓
https://hashiguchi-seikotsuin.com/report/
今回は、尺骨(前腕の小指側にある骨)の骨折についてお話していきます。
【一症例】
Aさんは、サッカーの試合中相手選手と接触し転倒した際左手を変について負傷。
当日、救急で他クリニック受診し、レントゲン検査の結果は、骨折(-)と診断される。
その後も痛みが強く、本人も不安があられた為、翌日、当院へ来院されました。
【症状】
・手関節部の腫脹
・可動域制限
・安静時痛、夜間痛(寝ているだけで疼く)
・握力低下 左(患側)6kg 右(健側)36kg ※右利き
※上記症状の下線を引いている症状があればすぐに医療機関を受診するようにしてください。
【エコー画像観察】
尺骨茎状突起部に新生血管(ドプラ反応:オレンジ色)流入像あり(+)
尺骨茎状突起骨折を疑い、シーネ固定と三角巾にて提肘(患部の安静)を行い、MRI検査の可能な専門医をご紹介し、ご高診依頼。
ポッキリ骨が折れておらず、レントゲン検査では早期に分からないような骨折でもMRI検査では発見することができます。
↑レントゲン検査では骨折像(-)に見え、早期には骨折像が映りにくいのが分かります。
MRI検査の結果は、『左尺骨茎状突起骨折』でした。
↑MRI検査では、尺骨茎状突起部に骨折所見である白色の高輝度がみられます。
本人も「まさか骨折があるとは、、でも適切な整形外科をご紹介してもらえて本当に良かった!!ありがとうございます」
との嬉しいお言葉もいただきました😭
整骨院では、骨折・脱臼は医師の同意のもと治療可能です!!
※但し、骨折・脱臼の整復(骨を正しい位置へ戻す)・応急(初回)処置は、整骨院可能です。もしも大きなケガをしてしまってどうしたらいいか分からないなどでお困りの方は当院へ一度ご相談下さい!!
後療の同意をキチンと得てから治療開始。
当院には、骨折用の
超音波骨折治療器「オステオトロン(LIPUS:低出力パルス超音波)」があります。
低出力超音波による刺激で、骨折部位の骨の癒合を促し回復を早めます。
メーカー公表では約30~40%治療期間が短縮され、治りづらい骨折の治療に効果があります。
温熱効果が無いため急性期での組織修復に適しています。
靭帯損傷などの疼痛緩和にも効果的な治療器です。
更に、通常骨折した部位に超音波を照射すると、痛みを伴いますが、
このオステオトロンは音波痛が発生しない為、骨折部に痛みを伴うこともありませんのでご安心ください。
早期社会復帰、スポーツ復帰、予後のために、ケガした際はご相談くださいね!!
フリーダイヤル:0120-983-395
最後に、、、
今回の症例は、我々(後医)が、患者さんの痛みが発生して、時間が経過しており、症状著明の状態で患者さんを診ていた為、前医に比べ、情報量も多く、
その患者さんにとって、正しい判断ができただけのことです。
「後医は名医」という格言が医師にはあります。
※柔道整復師(整骨院開業厚労大臣免許)は、決して医師ではないですが・・。
どうしても、後から見る方が患者さんの情報が多いので、判断しやすいです。
最初に見られた先生も、最善の努力をされています。(←リンクあり)
ご理解いただけますと幸いです。
もしケガで悩んでいる方は、まずは、今、かかっている先生に、不安を話して下さい。
★整骨院で判別(骨折・脱臼疑い)はできますが、最終的な「診断」は医師のみができます。
★骨折、脱臼の初回処置(応急処置:ケガして直ぐの処置)は、可能なのですが、2回目以降の施術・過去に医師に骨折・脱臼と診断されたものに関しては、法律上、医師の同意(後療を〇〇整骨院でしていいですよ)がなければ施術できませんのでご留意ください。
※同意を得る方法は、書面でも口頭でも良いとされております。
★注意:写真・図・本ブログの転載・流用厳禁!!