5月末にとある患者さんが,ご紹介で来院されました.
業務中に、とあるできごとで誤って転倒し.左肘,左手,右膝を負傷されています
5/20頃に負傷し,翌日,他クリニック受診しX-P検査し骨折は無いとのこと.
しかし1周間経過しても腫れや痛み夜間痛などが改善乏しいため,紹介で来所されました.
本当にお仕事に責任感のあられる方で,ずいぶん無理をされお仕事に従事されていました.
初検から,特に左肘周りの腫脹や可動域:ROM制限顕著であったため,
何らかの損傷は受けているのだろうと考えました.
所見を取り,エコー画像観察をおこないます.
特に,痛みを訴えられていた場所,橈骨近位部をエコーで描出したところ骨折を疑う所見がありました.
次に,上腕骨遠位部をエコーで描出したところ,fat pad signや水腫を疑う所見がありました.
このfat pad signは,骨折を疑うに重要な所見になります(リンク付き)
そのため速やかに,処置,固定を行ない,上肢の専門医を紹介しました.
専門医も重症と考えられたのでしょう,そこから他病院を紹介されMRI精査までしました.
結果,診断としては,
になりました.
肘のMCL損傷もありましたので,エコー画像共有しておきますね!
肘周りのケガ,また,またTFC損傷は,難治性になることあり細心の注意が必要です.
専門医の指示を仰ぎながら,また患者さんの症状に応じ後療,リハビリを行い,
2週で職場復帰され,2か月後には,元通りの業務内容ができるようになりました.
そして3ヶ月で治癒としました
今回のケガ部位は,なかなか難しい損傷でしたが,専門医と協力しながら,
そして患者さん自身の理解も高かったため良き方向に進みました.
本当に柔道整復師冥利に尽きる症例になりました.
最終日にこのようなメモをいただき,私もスタッフも嬉しい限りです
今後とも自分やスタッフのスキルを向上し,地域の方々に喜ばれる整骨院でありたいと考えます.
最後に、、、
今回の症例は、我々(後医)が、患者さんの痛みが発生して時間が経過しており、
症状著明の状態で患者さんを診ていた為、前医に比べ情報量も多く、
その患者さんにとって正しい判断ができただけのことです。
「後医は名医」という格言が医師にはあります。
※柔道整復師(整骨院開業厚労大臣免許)は、決して医師ではないですが・・。
どうしても、後から見る方が患者さんの情報が多いので判断しやすいです。
最初に見られた先生も、最善の努力をされています。(←リンクあり)
ご理解いただけますと幸いです。
もしケガで悩んでいる方は、まずは、今、かかっている先生に不安を話して下さい。
確かに、整形外科医にも、各専門分野がありますので、
当院に来院いただければ、専門医にお繋ぎできることもあります。
さて、カラダを痛めて、困っている・・、ぜひご相談ください( `ー´)ノ
当院は、急患の対応もしています。
☏0120-983-395(フリーコール)
・LINEで予約
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=dpn8043v
★整骨院で判別(骨折・脱臼疑い)はできますが、最終的な「診断」は医師のみができます。
★骨折、脱臼の初回処置(応急処置:ケガして直ぐの処置)は、可能なのですが、
2回目以降の施術・過去に医師に骨折・脱臼と診断されたものに関しては、法律上、
医師の同意(後療を〇〇整骨院でしていいですよ)がなければ施術できませんのでご留意ください。
※同意を得る方法は、書面でも口頭でも良いとされております。
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