足をひねる,捻挫をすることはよくあります
アメリカでは一日に2万3,000人捻挫をしているというデータもあります.
Kannus P, Renström P(1991):
Treatment for acute tears of the lateral ligaments of the ankle. Operation, cast, or early controlled mobilization.
J Bone Joint Surg Am, 73 (2) : 305-312.
日本の人口は半分程度なので日本では毎日1万人ぐらい捻挫してるのでしょうか(汗)
また、1日あたりの発生率は1万人当たり1件というデータもあります.
Frey C. “Ankle sprains”. Instr Course Lect 2001; 515–520.
長崎市の人口が約40万人なので、毎日40人捻挫しているのでしょうか・・
実は足の捻挫をすると,骨折を伴っているということがあります.
捻挫は正確に言うと靭帯損傷です.
その靭帯損傷だけでなく骨にキズが入る骨折を受傷することも多々あります.
そこでアメリカでは,バッファロールールというレントゲンをとるかどうかの指標があります.
※アメリカは、医療費がバカ高いので、レントゲン検査をするかどうかですら問題になるのです・・
Leddy, J. J., Smolinski, R. J., Lawrence, J., Snyder, J. L., & Priore, R. L. (1998).
Prospective evaluation of the Ottawa ankle rules in a university sports medicine center.
The American journal of sports medicine, 26(2), 158-165.
当院に来院した患者さんには必ずこのバッファロールールを適用し、
エコー画像観察をしています.
エコー画像観察のほうが、靭帯損傷はレントゲン検査より良き評価ができますよ
今回の患者さんは22歳女性,旅行中に,急いでバスに乗ろうと,段差でつまずき足を捻ったとのことです.
長崎の自宅に戻りだんだんと痛みが強くなり歩けないので往診対応しています.
紹介状をお渡しして、翌日整形外科を受診してもらい,左第5中足骨基部の骨折でした
レントゲン検査で、左第5中足骨基部の骨折が分かります・・。
エコー画像観察装置では、こんな感じです
日常生活上歩けない困るということだったので,今回,歩くことが可能なギブス固定の処置をしました.
さすがに患部に全体重を乗せると危険なので片松葉杖にして体重の分散をしています.
両松葉杖より簡便に歩けるのでとても喜ばれました.
このように整形外科と連携し,患者さんの希望をお伺いし、できるだけ患者さんに寄り添った処置、対応
ができるのも当院の特徴になります.
もし怪我をしてお困りの際にはお気軽にご相談ください.
ただ、この第5中足骨骨折は、骨折した場所によっては大問題になります。
院長の橋口は、この第5中足骨骨折の研究をし学会発表もしています(リンク付き)
当院は『ほねつぎ』のできる整骨院
『ほねつぎ=骨折・脱臼の処置や加療のこと、
ずれた骨を元に良き位置に整える、整復すること』
ですので、可能な限り急患も対応しています。
何か、ケガでお困りの場合、お気軽にご相談、ご来院ください!
☏0120-983-395(フリーコール)
・LINEで予約
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=dpn8043v
※当日の急な予約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね!
※写真は本人の許可を得ています。
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★整骨院で判別(骨折・脱臼疑い)はできますが、最終的な「診断」は医師のみができます。
★骨折、脱臼の初回処置(応急処置:ケガして直ぐの処置)は、可能なのですが、2回目以降の施術(治療)・過去に医師に骨折・脱臼と診断されたものに関しては、法律上、医師の同意(後療を〇〇整骨院でしていいですよ)がなければ施術できませんのでご留意ください。
※同意を得る方法は、書面でも口頭でも良いとされております。