前回、中手骨という、手の甲の骨折
第5中手骨骨折(リンク付き)、通称『ボクサー骨折』についてご説明しました。
今回は、手の拳こぶし部分に直接外力が加わる『ボクサー骨折』のパターンではなく、
介達外力といって、引っ張られたり、捻じりの外力で受傷した『斜骨折』の『第5中手骨骨折』になります。
まずは、エコーで確認し、
整復(骨の位置をもどす)し
ナックルキャスト固定(リンク付き)と言って、最良のエビデンスのある固定法にしています。
また、下記の写真にはありますが、バディテープも使用しています。
そのまま紹介状を記載して、翌朝に手指の専門医を受診しています
その際のレントゲン画像では、こんな感じです。
赤線部分が骨折線で、斜めに走っている斜骨折になります。
※このレントゲンで、斜骨折の判断をされた手指専門医は、凄いと思いました
※赤線をいれていないノーマルのレントゲンは、橋口はまったく分かりませんでした・・
腫れは、こんなに腫れます
右手(健側)と、左手(患側)で、こんなに差がでます。拳こぶしが見えない・・
昼頃の受傷で、当院には、当日の18時頃に来所しています。
骨折があると、こんな感じで、速やかに腫れます・・・
実は、この選手、12月○○頃の受傷で、12月末に全国大会が控えている・・
専門医に相談しながら、手術も想定しながらの加療でした・・
そして、12月末は、楽しく、思いっきりバスケを楽しみ
1月末に、無事に治癒となっています
その際(最終)のレントゲン画像です。
左第5中手骨の斜位像で、斜めに骨折線があるのが分かると思います。
で、なぜに、そんなに早期に骨癒合を進めることができたのか
それは、エコー画像観察と、
LIPUS(低出力パルス超音波)(リンク付き)の照射の賜物です
また、骨折部も手指(骨癒合が早い)で斜骨折と安定していたし、
本人、ご家族も積極的に治療に臨んでくれました
注意!!
今回は、たまたま運よく、早期で競技復帰ができただけです。
すべての骨折の方が、このように早期復帰になるとは限りません。
また、専門医の前向きな協力があり、最悪、手術も想定していました。
そしてご家族、ご本人もリスクを承知されています。
もし、ケガをされた場合は、『すぐに!!ご相談ください』
ケガは時間がとても大切な要素ですので・・。
さて、当院は『ほねつぎ』のできる整骨院
『ほねつぎ=骨折・脱臼の処置や加療のこと、
ずれた骨を元に良き位置に整える、整復すること』
ですので、可能な限り急患も対応しています。
何か、ケガでお困りの場合、お気軽にご相談、ご来院ください!
☏0120-983-395(フリーコール)
・LINEで予約
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=dpn8043v
※当日の急な予約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね!
※写真は本人の許可を得ています。
※写真や本ブログの転載・流用厳禁です。
★整骨院で判別(骨折・脱臼疑い)はできますが、最終的な「診断」は医師のみができます。
★骨折、脱臼の初回処置(応急処置:ケガして直ぐの処置)は、可能なのですが、
2回目以降の施術(治療)や過去に医師に骨折・脱臼と診断されたものに関しては、法律上、
医師の同意(後療を〇〇整骨院でしていいですよ)がなければ施術できませんのでご留意ください。
※同意を得る方法は、書面でも口頭でも良いとされております。