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股関節の痛み:鼠径部周囲部症候群(グローインペインシンドローム)

さて、今回は、股関節周囲の痛みである『鼠径部(そけいぶ)周囲部症候群:グローインペインシンドローム』についてご紹介します。

鼠径部(脚(あし)の付け根)周辺に痛みが生じキック動作を繰り返すサッカー選手に多くみられます。

ランニングやキック動作などの運動時に鼠径部へ力を入れた際に痛みを生じ、悪化すれば、

咳やくしゃみ、起き上がり動作など、一時的に日常生活動作においても痛みが出るケースもあります。

 

○鼠径部痛の発生部位

①鼠径部 ②内転筋近位部 ③下腹部 ④恥骨周囲 ⑤大腿直筋近位部 ⑥睾丸後方

引用:
奥脇 透:下肢のスポーツ外傷・障害,アスレティックトレーナー専門テキスト3 2007

①~⑥に痛みを伴います。

 

○原因

キック動作やダッシュなどで「股関節に過度な負荷が生じること」で発症します。

原因は、股関節周りの筋肉が硬いことや体幹(特に下腹部)の安定性低下、上半身-体幹-下半身の協調性低下が問題であることが多いです。

※協調性運動・・・別々の動作を1つにまとめる運動を言う。 たとえば、縄跳びは手で縄を回しながら、タイミング良く飛ぶという協調運動です。

他にも、これらが原因で様々なケガも想定されます。


https://hashiguchi-seikotsuin.com/report/8337/

ハムストリングス(太ももの裏)
https://hashiguchi-seikotsuin.com/report/8495/

 

○処置・治療

グローインペインを治すポイントとして、

股関節、腰椎・骨盤帯の機能不全、可動性・安定性改善はとても重要になります。

多くの場合、障害が起きている患部(痛みがあるところ)以外の部位に機能不全が生じ、その代償として患部に痛みが出現します。

痛みを治す、また再発防止の為には、痛みの根本となっている機能不全がある部位を改善する必要があります。

また、人のカラダは一つの部位だけで動くことはできず、患部・患部外の部位を統合し、全身運動することが最終的に必要となります。

その為、当院では、患部だけにフォーカスするのではなく、きちんとカラダ全体を診させていただいて、

どこが本当の痛みの原因なのかをつきとめ、再発しにくいカラダづくりのご提案をさせていただきます!(^^)!

 

ここで当院で行っている運動療法:コレクティブエクササイズを少しだけご紹介!

○可動域改善:コレクティブエクササイズ(セルフケア)

バードドック(ニートゥーエルボー)

気になる体操のやり方・ポイントは、実際に当院にて詳しくお伝えいたします♪

 

他にも様々な種類の年齢、性別問わず、誰にでも簡単にできる運動療法のメニューを

患者様の症状・経過に応じてお伝えいたします◎

身体の痛みでお困りの方はご連絡下さい📞(フリーダイヤル:0120-983-395)

 

★痛み改善の鍵は運動療法:コレクティブエクササイズ(体操)を継続して行うことです(^^)v

 

 

参考文献:
アスレティックトレーニング学 ”アスリート支援に必要なクリニカル・エビデンス” 2019 第1版
第12章大腿部・股関節・骨盤の外傷・障害

 

 

 

 

 

 

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