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足首の奥の方が痛い、距骨骨骨挫傷(距骨骨軟骨損傷)

さて、今回は、足首の捻挫により、引き起こすことのある距骨骨挫傷(きょこつこつざしょう)について書いていきます。

足首の捻挫で損傷する部位は様々です。

捻挫で内出血や腫れが強い時は骨折を疑うべき?!(足の骨折:下駄骨折)

足関節捻挫処置・経過:長崎市はしぐち整骨院 急患対応可能です

成長期のスポーツ外傷:子どもに起こりうる、足の骨折(骨端線損傷)

 

その中でも、今回は距骨の骨折をピックアップして話していきます!!

 

そもそも、距骨とはどこにあるの??

距骨は足の下図の位置に存在する重要な骨です。

脛骨と腓骨の間にはまり込むようにして、存在しております。(ほぞ穴機構)

距骨は、上面と下面に距腿関節(上)と距骨下関節(下)という、重要な関節があります。

・距腿関節→脛骨下面・腓骨下面と距骨上面(距骨滑車)

・距骨下関節→距骨下面と踵骨上面

引用:
プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論 運動器系

 

距骨の一番の役割は、足と下腿を繋げることで、下腿から足部に体重がしっかりと伝えることです。

それによりバランスを取りつつも歩行を可能にしています。

特徴

距骨は、靭帯は付着していますが、筋肉がついていない比較的「フリーな骨」です。

自由に動けることによって、滑らかに足首が動くようになりスムーズな二足歩行を実現したと言われています。

フリーな骨、逆に言うと、足首の捻挫をしてしまって、距骨に付着している靭帯が伸びたり、断裂したりすると、

安易に、正常な距骨の位置がずれて、アライメント不良になったり、距骨が周囲の骨とぶつかり、骨が傷ついてしまう可能性がでてきます💦

また、ヒトは通常、直立二足歩行で立ち、歩いたり走ったりします。

その場合、地面と唯一接地している足部は、いわば土台となるわけです。

「距腿関節」地面と接する足部から一番近接する大きな可動域を有する関節であり、この距腿関節が動かないと他の関節でその動きを代償しなくてはいけません。

その多くは足部、膝、股関節で代償されます。

この患者さんは、これ以上しゃがみ込むことができません。

↑足関節の背屈制限による膝、股関節、脊柱(背骨)の代償 

距腿関節が動かないせいで、他の関節に本来なら必要のない仕事を増やし、負担をかけることで、代償した関節にも負の影響が生じていきます(+_+)

そうなってくると、足関節のみならず、身体の様々な部位を痛める原因となってしまうのです。

いかに、この部位のケガを放置せずに、治療をきちんと行い、機能改善をしていかなければいけないのかがわかりますね!!

 

症例

Tさんは、バスケットの練習中、レイアップシュートをした着地の際に、

相手選手の足の上に乗り、左足を強く捻り負傷しております。

その2週間後、大事な試合に出て、再度同側の足首を捻り負傷し、テーピングを巻いて試合にでて無理をしていました。

試合後、当院受診し、整復、固定などの応急処置を行い、翌日整形外科を紹介し、受診していただきました。

MRIの結果「左足三角靭帯損傷、前距腓靭帯損傷、距骨骨挫傷」との診断でした(>_<)

医師から骨折の後療依頼を受け、後療開始。

しっかり、整形外科と経過観察(情報交換)を随時行いながら、経過(状態)に応じたリハビリをします。

現在では、TTA(距骨傾斜角)の角度もゆるみが少ない状態にまで回復しております(∩´∀`)∩

↑レントゲン(足関節ストレス撮影)受傷約3週

ただ単に、痛みが減ったから、復帰していいよ!とするのではなく、

科学的・医学的根拠に基づき、復帰、復帰後までサポートしていきます!!

このゆるみが残っている捻りやすい足のまま、またリハビリや運動療法(コレクティブエクササイズ等)をきちんとしてないまま、

復帰してしまうと、せっかく治療したのに、再び捻り、振出しに戻る。悪循環になってしまいます・・・。

そうなりたくないですよね??(/_;)

 

 

皆様も、ケガをして、まずどこに行ったらよいか迷われるかと思います。

その際は、長崎市はしぐち整骨院へ一度お問合せくださいね📞

フリーダイヤル:0120-983-395

 

 

 

 

 

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