さて、今回は、『第5中足骨骨折』について話していきます!!
第5中足骨と言われても、「どこの骨…??」と思われた方が大半だと思います(゜o゜)
第5中足骨という骨は下図の足外側の骨になります。
引用:
プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論 運動器系
以前ブログにてご紹介しました症例の「ジョーンズ骨折」という骨折も、この第5中足骨で起こる骨折です。
骨の折れた場所が少し違うだけでも、骨癒合(骨の治り)が悪く、管理がとても重要になる骨折の一つです↓↓
足首の捻挫でこんな所が骨折するの??知らないと大変なことに、、!? ここの骨折は、適切な対応しないと悲惨なことになる症例もあります(汗)
ここ最近の症例で、当院にも第5中足骨の患者さんが来院されましたのでご紹介していきますね!!
患者Aさんは、バスケットの練習中にジャンプして着地した際に左足首を強く捻り負傷。
顧問の先生より電話が入り、2時間後に当院へ来所されました。
1/19 来院時
この赤丸の部分が健側に比べて患側の方が腫れているのがわかります。
▼エコー画像観察
長軸(縦切りにして横から見ている状態)※左(患側)右(健側)
健側に比べると患側の骨の連続性がないことが2ヶ所あることがわかりますね!!
エコーって、画素数が高くてすごいっ(゜o゜)
短軸(輪切りにした状態:前から見ている状態) ※左(患側)右(健側)
炎症(オレンジ色)が第5中足骨の中にかけて著明に現れております。
1/25
外くるぶし下と足裏に、皮下出血斑(内出血)が現れています。
上記のように、捻ったりして、直後に腫れが出てきたり、内出血が出てきたら骨折を疑い
すみやかに当院や医療機関を受診されて下さい!!m(__)m
当院では、足関節の捻挫後は、ケガをする前の100%に近い状態に戻すために、
足の整復(足が治りやすい、ストレスがかかりにくい位置に戻す)を行い、その良い状態のまま固定をします。
基本固定は、足関節(距骨)の整復を行った後にキャスト材というギプスを使い固定を行います。
今回は、骨折部の整復も行い、骨を正しい位置に整復しました。その後、L字シーネ固定+松葉杖を処方し安静を保ちます。
※症状や生活環境に応じて、様々な固定を提案しています。
テーピング、サポーター、U字キャスト(ギプス)固定や
状況に応じては、下記のヒール付きキャスト(ギプス)固定などもできます。
※松葉杖の歩行練習、入浴時・就寝時、日常生活動作など、どのようにしておいた方が良いのかもお伝えします。
問診・触診・視診、エコー画像観察にて第5中足骨骨折疑いだったので、早急に専門医をご紹介し、エックス線検査をしていただきました。
次回は、気になるエックス線検査の結果とその後の経過をご紹介します!(^^)!
また、1/19のエコー画像観察で骨が2ヶ所、折れているように見えていましたが、
実は1ヶ所の骨折で、○○状骨折だったからなんです!!
さぁ、何状骨折だったかは次回明らかにっ♪
はしぐち整骨院では、
骨折、脱臼、捻挫といった外傷の実績が豊富です!
そのため、
エコー画像観察ができる!
整形外科・病院・クリ二ック等の医療機関と連携している!
様々な固定の準備をしている!
このことによって、様々な外傷も対応可能です!!
何かケガをしてしまった際は、直ぐにご連絡下さい!!
フリーダイヤル:0120-983-395
★今回の写真はご本人に掲載の許可を得ています。写真の転載・流用厳禁!!
★骨折、脱臼の初回処置は、すぐに可能なのですが、2回目以降の施術に関しては、医師の同意が必要ですのでご留意ください。