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11月30日~12月2日 アイスホッケー国体九州ブロック予選

長崎県の成年国体チームに参加するようになって8回目の予選になりました。
今年の長崎県チームは、私の中では、今までで、『最も良いチーム』だと自負しています。
また、私自身、35歳というチーム最年長にて、選手として斜陽の時期に来ていますの
で、1試合、1試合を大切に臨みました。
さて、今年から経費削減により、登録メンバーが少なくなり、
またベンチ入りも選手は16名になってしまいました。
また、対戦方法もリーグ戦ではなく、トーナメントになり、
『一発勝負』のかなり緊張するものになりました。
そのような厳しい中、長崎県チームは、
今までで最も良い成績を上げることができました・・・・。
12月1日の14:30分から、沖縄県との初戦に臨みました。
第1ピリオド、第2ピリオドと、長崎が優位に展開し、
2ピリが終わった時点では、4対1でリードしていました。
しかし、対戦している中で、沖縄の強さをジワジワと感じていました。
第3ピリオドが始まり、すぐに失点してしまうと、
そこから、なんと連続失点し、結果、4対4の同点で試合が終了しました。
大会規定で、同点の場合はGWS(ゲームウイニングショット)戦になり、
3人対3人のいわゆるPK戦になりました。
私は、もう22年もホッケーをしており、このような場面を幾度となく経験しているので、
GWS戦をすることには自信を持っていました。
ただ、このGWS戦には、本国体出場が掛かっていたので、かなりのプレッシャーになりました。
長崎チームは後攻になりましたので、まずは、私の守りからのスタートになりました。
1本目は、相手の選手は自信のある選手だったのでしょう、
ゆっくりと間合いを詰めながら、
急に、速いシュートが右のいわゆる肩口に飛んできましたが、
私は、何とかブロッカーで防ぎました。
今度は、長崎チームのA君がシュートをし、良いコースに飛んだのですが、
ポストに嫌われてしまいました。
2本目の選手も、ゆっくりと、私の空いている所を、探しながら向かって来ました。
今度は、逆の左の肩口に速いシュートが
飛んできましたが、何とか、キャッチできました。
次は、長崎チームのK君がシュートを放ち、見事にゴールに突き刺さりました!!
そして、最後の3本目の選手になりました。ここで、私が抑えたら長崎の勝利です。
左の肩口にシュートが放たれ、私のキャッチをかすりました。
私は「しまった・・」と思い、パックの軌道を追うと、何とか、ポストに当たりました。
今度はそのポストにあたったパックが落ちてきたので、
それをもう一度、キャッチしようと左手を思いっきり
伸ばして、ゴールを阻みました。
一瞬、会場が静まったあとに、レフェリーの「ノー」のコールが響き、
長崎チームは『歓喜!!』に包まれました。
私は、ベンチに駆け寄り、皆と抱き合い勝利を喜び合いました。
このように、初戦は、ギリギリの薄氷を踏む戦いでしたが、何とか勝利を得、
本国体の出場権を獲得しました。
翌朝は、9時から準決勝にて、大分県と対戦しました。
大分には、ここ数年、悔しい思いをさせられていたので、
何とかリベンジをと、試合に臨みました。
第1ピリオド、第2ピリオドは、シーソーゲームで、
互いに2点ずつ取り合い2対2の同点で、第3ピリオドに入りました。
第3ピリオドは、私が完封で抑え、また長崎チームは3得点を挙げたので、
結果、5対2で勝利しました。
久々の、大分からの勝利でしたので、とても嬉しかったです。
さて、次は、14時30分から、決勝戦の福岡県との対戦になりました。
なんと、ダブルヘッダーです。
私は、小・中・高校の卒業は福岡ですし、
アイスホッケーも福岡で中学生の頃に部活として始めました。
九州に帰って来てから、福岡県との対戦は、いつも感慨深いものがありましたし、
何とか、長崎チームが福岡に追いつけるようにと頑張ってきました。
今回の大会は、長崎チームは、自力で、決勝までコマを進めることができました。
自分たちの力で掴み取った決勝戦でした。
私たちは沖縄戦、大分戦と接戦を制してきたので、疲労は否めませんが、
それでも福岡と対戦できる喜びを感じていました。
試合が開始し、ほぼ、守ってばかりの展開でしたが、
それでも、何とか、第1ピリオドは無失点で終了できました。
第2ピリオドは、疲れが出てきて動きが悪くなってきたところで、
失点を重ね、結局3失点してしまいました。
第3ピリオドは、こちらが攻める場面も少しはあり、ホッケーらしい展開?になり、
緊張した楽しい時間を過ごせました。
このピリオドも無失点で終了し、結果、0対3での敗戦となりました。
福岡には、敗れはしましたが、私が長崎に来た頃を思い出せば、
本当に強くなった、良いチームになったと思いました。
当時は、国体予選も万年最下位で、
チームとしての方向性も定まっていなくて九州最弱でした。
それがやっと、8年掛けて、ここまで来たのです。
当然、福岡には負けてますし互角に戦った訳ではないので、
修正、向上しないといけない点が多々ありますが、
それでも、九州2位になった結果は、誇って良いと思います。
さあ、次は、1月末の軽井沢国体です。
私も、まだまだ、準備が足りてない所が多々あるので、
良い準備をして良い結果を勝ち取りたいと思います。
応援をしていただきました、皆様、誠にありがとうございました。
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