皆さんこんにちは
若きパワーを振りまく藤本です☆彡
今回紹介させていただくのは、「肩の脱臼」についてです。
肩を脱臼したことがある!という人はあまり多くはないと思いますが、
テレビなどでスポーツ選手が肩を押さえて腕が力なくだらーんとしている
場面は見たことがある人もいるのではないでしょうか?
今月当院を受診して下さった患者さんの中で私が印象に残った症例が、
頭の後ろで手を組んで寝ていたら肩を脱臼したというものでした。
この方はもともと何度も脱臼を繰り返されている方です。
脱臼は一度するとくせになるとよく言いますが、
自分たちにとったら日常生活で普通にしているような行動で
こんなにも簡単に肩が外れてしまうんだと改めて実感できた症例でした。
なぜ、肩関節脱臼は反復しやすいかといいますと、
バンカート損傷(関節唇損傷)を合併することによって、外転外旋位の固定力が低下する。
関節唇とは上腕骨の受け皿である。下の図のように、脱臼と同時に関節唇を損傷することによって、肩関節の固定力が無くなってしまいます。
また、下関節上腕靭帯が弛緩することによってさらに固定力が低下します。
また、関節関節包を損傷し穴が空くことにより、陽圧となり吸引力が低下します。
このように、様々なことから反復性脱臼になりやすいです。
肩はこのように「ローテーター・カフ」と言って、4つの筋によって支えられています。
脱臼を繰り返しにくくするためには、
保存療法の場合はその4つの筋をトレーニングで強化します。
当院でも、脱臼に対する運動療法や足関節捻挫など、
さまざまな分野に適した体操指導を行っています。
興味がある方はぜひ、一度当院へ足を運んでみてください。
スタッフ一同でお待ちしております
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