今日は『ボクサー骨折』について説明します
この骨折は中手骨頚部と呼ばれる
手の平の骨が折れることを指し
多くは5番目の中手骨に起こります。
ハードパンチャーになると第2,3中手骨にも起こりえます
発生機序としては壁や人を殴ることで
中手骨に負担が掛かり骨折をし
症状は受傷直後の激しい痛み、腫れ、変形
指の運動障害が現れます
治療としては整復、4~6週の固定その後リハビリとなります
固定をしても骨折端が動揺して安定しない場合は
鋼線(ワイヤーのような物)で皮膚の上から固定等をします(整形外科にて)
この骨折はしっかり固定をしないと変形が残ったまま治癒し
見た目が悪くなってしまったり運動制限、握力の低下につながってしまうので
辛抱強く治療していくことが大事になります。