今日は捻挫後に起こりやすい『足根洞症候群』について説明します。
まず足根洞とは踵骨(かかとの骨)と距骨(足首の骨)の間にある
穴のような場所があります。
そこには踵骨と距骨を結ぶ靭帯がありその周りを神経や血管が通っています
足首の内反捻挫(内側に捻る)の際靭帯等を痛めることにより
血腫(腫れる原因となる内出血)が足根洞に流れ込み
腫れが収まっていない状態でスポーツに復帰したり
早期に運動したりすると血腫が繊維組織や瘢痕組織などに
置き換わり炎症を起こしたり神経の働きを邪魔し痛みがでます
エコーで血腫の大きさを調べます
痛みを除去し組織の修復効果を高める為、電気療法、超音波療法を行い
足の捻挫のリハビリ(足関節の筋肉の増強、柔軟性向上)を徐々にやって行きます
最後に足首の捻挫をしたときは『もう大丈夫だろう』と思って
固定を外したり運動したりしてしまうと
足根洞症候群などの続発症を引き起こしてしまうので
油断しないようにしましょう