先日、通常受付終了後に、に女子バスケの大学生より
「バスケの練習試合中に指を脱臼したようです。診てもらえますか?」
と電話入りました
もちろん!「はい、気を付けて来院ください!」と、急患応需です。
まあ、いつものPIP関節の背側脱臼かな?って思っていたら・・
まさかの左第5指PIP関節の掌側脱臼・・・
中節骨という骨が手のひら側に脱臼している状態なんです・・。
この症例は、症例数も少なく、整復がうまくできないことも多く、とても難しいんです・・(-_-;)
エコーにて骨折がないか、どのような脱臼かの画像チェック、やはり掌側脱臼・・。
本人にこの整復の難しさ、リスクなどを説明し同意を得たのち、整復し、なんとか無事に完了
もちろん、難しい症例なので、手の専門整形外科医を紹介し対診していただきます。
↑翌々日に手指の専門に対診していただき、その後の様子です。
すっかり左第5指PIPの腫れも引いています
このように、はしぐち整骨院では、地域の皆様に安心して来院していただけるように、
常に知識・技術の習得をおこない、専門医師とも連携を構築しています!
また可能な限り急患にも対応しています。
何かお困りの場合は、お気軽にご相談ください
すこし、ここで指の脱臼の解説です(^^;)
よくある症例は、突き指をしての、PIP関節の背側脱臼です。
スポーツをしていて、突き指をします。
「あれ?指が変形している・・・(汗)」
その場合は、脱臼ないし骨折のどちらかです・・・
↑のaがPIP関節背側脱臼ですが、これは私たちプロが整復すれば、基本、問題なく整復できます。
↑これは、第5指のPIP背側脱臼ですね
↑これは、第2指のPIP背側脱臼ですね
※整復って、ずれた骨を、関節内の正常な位置に戻すことですね!
ただ、このPIP関節の背側脱臼は引っ張っての整復はNGです(-_-;)
関節内や周辺組織の損傷を少なくするための整復法があるので、そこはプロにお任せ下さい。
難しいのは、bの掌側脱臼です。手のひら側に、中節骨が脱臼するんですが・・。
これは周りの腱とかみ合って、整復困難になることが多いんです・・(+_+)
今回は、転位(ずれ)が少なかったため、無事に整復できました。
しかし、過去には・・・・
↑このように転位が強くて、結局、嵌頓(かんとん)状態となり、
翌日、専門医で整復していただいたという経験もあります。
また、ほかの難しい症例としては、親指の脱臼があります
これは、右第1指の背側脱臼ですが、難しい症例なので、キチンと本人、保護者に説明&同意をした
あとに整復し、この症例では、キチンと整復できました
いかがでしょうか?突き指した!と思ったら、実は、脱臼や骨折だった・・・(T_T)
てことは、多々あります。その際には、はしぐち整骨院にご相談下さい!
骨折、脱臼の応急処置は、整骨院で可能ですが、その後、必ず、医師の診察が必要です。
当院では、専門医師と連携しており、安心して加療できる体制を構築しています。