右肩関節前方脱臼の固有症状での来院でした。
・肩峰突出
・モーレンハイム窩の消失
・上腕骨頭の烏口下~鎖骨下間での触知
見た目は、こんな痛々しい感じになります(T_T)
車で来られたそうですが、チームメイトに
「ゆっくり運転しくてくれ・・・」と、
ちょっとした振動も痛いのでお願いされたそうです。
3回目の反復性脱臼とのことでしたので、
関節唇の損傷のこと、手術のこと、MRI精査の必要性、
リハビリの必要性などをお話ししました。
エコー観察にて、骨頭の位置や他の損傷がないかの確認、
シビレなどの神経的な損傷がないかの確認をしてから、
整復法、固定法についてもお話しし整復→固定しました。
ゼロポジション法にて整復し、アイシングにて患部を冷却後の画像です。
固定は外旋位としています。痛みが消失したので笑顔になっています(笑)。
柔道整復師は、骨折、脱臼の応急処置と
医師の同意を得ての、その後の後療が認められています。
はしぐち整骨院では、日本古来の
「ほねつぎ」
としての業務範囲をきちんと守り、実施し、
ケガをした際に地域住民の方々に安心して受診して
もらえるように、日々、医学知識・技術の研鑽も行っています。
常々、専門医との連携もとり、患者さんにとって
「かかりつけ整骨院」
となり、なんでも相談を受けれるようにもしています。
今回選択した、ゼロポジション整復法や外旋位固定は、
EBM:科学的根拠に沿った医療にて、培われてきたものになります。
また当院では、時間外での急患も可能な限り受付ています。
日中には、いわゆるスポーツ障害にて、「鵞足炎」の症状の患者さんが
来院されたのですが、「鵞足炎」は結果であり、原因は他のところにありました。
痛くなったところに対処療法をしても原因の追究ができなければ、
また同じ症状を発症します。
いろいろな症例の患者さんに受診してもらい、
それを患者さんと一緒に考えながら解決していく。
柔道整復師として仕事ができて充実した嬉しい一日でした(^_^)