今日は肩関節の脱臼するのと同時に起こりうる疾患
「ヒルサックス損傷」について説明します。
まず肩の関節はこのようになっており
丸く大きい球状になっているのがウデの骨(上腕骨頭)で
それを入れている皿の様になっているのが肩甲骨(関節窩)となっており
この受け皿から上腕骨頭の位置がずれてしまうと脱臼となります。
その際に、前方にある関節包、関節唇:カンセツシン(肩の前方、後方にある土手のようなもの)、
下関節上腕靭帯などを損傷(壊れる)します。
ヒルサックス損傷は、この脱臼の際、球状になっているウデの骨が
皿の様になっている骨(肩甲骨関節窩)とぶつかって上腕骨頭の部分の後ろ側が欠けたり陥没したり
(いわゆる骨折状態)して損傷されること事をヒルサックスと言います。
これらの複合した障害が起こると、肩を脱臼しやすくなったり
肩の不安定感(肩が抜けそうになる感覚)が起こりやすくなります。
おもに脱臼が起こりやすいコンタクトスポーツに多く
柔道、ラグビー、アメフトなどの競技に特に多いとされます。
仮にこの障害になってしまってもインナーマッスルを鍛えることや
アライメントを整えることなどにより再脱臼を防ぐことが出来ます。
はしぐち整骨院では脱臼の整復、他医療機関への紹介、
リハビリを行っていますので肩を脱臼してしまった方
以前脱臼してしまって肩の不安定感が残っている方
脱臼の経験がなくとも肩が不安という方は、是非、はしぐち整骨院をお訪ね下さい。
必要な場合は、肩専門医の診断を仰いだり、日常生活で簡単に再脱臼する方には
専門医による手術で不安の除去という選択も提示できます。