大腿四頭筋肉離れ
全力疾走など瞬発的な筋肉の活動で痛みがでることが多くあります。
発生機序
・大腿四頭筋の中では大腿直筋に多く発生する。
・その他の危険因子として
①筋疲労
②再発
③柔軟性、コンディショニングの低下
④不適切なウォーミングアップ
などがあります。
症状
・急な大腿部前方の痛み
・重症度に応じて、腫脹、皮下出血斑、筋肉が硬くなる、膝の屈曲制限
・皮下出血は24時間以内では現れにくい
損傷の程度
Ⅰ度:一般的に軽度の痛み、筋肉の最小限の損傷
筋断裂はないが筋肉が伸ばされた状態
Ⅱ度:筋肉の部分断裂
Ⅲ度:筋肉の完全断裂
損傷程度をチェックするテスト法
・膝の屈曲角度を腹臥位(うつぶせ)で計測する
軽度:膝は90°以上屈曲
中等度:90°未満の屈曲制限
重度:45°以下の屈曲制限
治療法
・初期治療はRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)、約3日程
・以降は温熱療法へ切り替え、関節可動域訓練およびストレッチ、筋力強化を行う
スポーツ復帰の目安は
・痛みや可動域制限がない
・筋力や柔軟性が十分に回復している(痛みがない方の90%以上)
もし、自分の症状に当てはまったらご相談ください!
肉離れは放っておくと痛みが長く続いたり、再発しやすくなる可能性があります。
スポーツを万全な状態でできるようにしましょう♪