前回ご紹介した、単純性股関節炎と似たような症状があり、
見逃してしまうと大変なことになりうる股関節の疾患
ぺルテスPerthes病について、今回はご紹介していきます!!
・ぺルテスPerthes病
■概説(説明)
原因は不明ですが、下図の大腿骨頭という部分の血流が悪くなることで、
骨頭の壊死(組織が死んでいく)してしまう疾患です。
引用:
プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論 運動器系
発症は3~12歳くらいまであるが、
もっとも発生頻度の高いのは6~7歳です。性差は男児(男5:女1)に多い。
※学童期でも発症するが10歳以降は予後不良となることがあるので注意!!
4~7歳(下図:c.第3期)の骨端核(こったんかく)は、なんと1本の血管のみで栄養されており、
この血管が何らかの原因で閉じてしまうことで壊死が発生してしまいます・・・。
(▼骨端核について)
https://www.jpnsport.go.jp/jiss/Portals/0/column/woman/seichoki_handobook_6.pdf
引用:
標準整形外科学 第11版
日本では2万人に1人の割合でみられるとの報告もあります。
その為、可能性としては決して否定できないのです。
■症状
〇股関節の痛み
〇太ももから膝の内側にかけての痛み(関連痛)
※ふとももや膝にも痛みが出ることがあるので、太ももや膝のケガと間違わないように注意が必要です。
引用:
プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論 運動器系
〇痛い方の足をついて歩けない(跛行:はこう)
※この跛行(異常な歩行)で見つかることが多い
▲右の股関節に体重をかけれないため、跛行(はこう)が出ています。
※患者様の画像は、保護者様の許可を得ています。転載・流用厳禁!!
早期に見つかれば壊死は完全に修復されますが、
これが、「膝が調子悪い」「太ももが調子悪い」と思い、長い間股関節の治療を何もしなかったり、
「ただ少し股関節が調子悪いだけだよ」とそのままにしておくと、
壊死しているところは、弱く、もろくなっているので、骨の形が成長とともに変形(つぶれてしまう)してしまったり、
骨が伸びなくなってしまうなどの成長障害をもたらす危険性があります。
はしぐち整骨院は、将来のある子ども達にそのようなことになって欲しくありません!!
早期発見がとても重要な「ぺルテス病」!
股関節は特に注意深く診察する必要があります。
ですので、股関節の痛みでお困りの方は、直ぐにはしぐち整骨院へご連絡ください!!
フリーダイヤル:0120-983-395
※外傷性のケガ(例:「トイレでしゃがみ込んだ際股関節に痛みがで出てきた」「階段を上がっている際股関節に痛みが出てきた」など)
で何かしっかりとした原因があるものに対しては、健康保険での対応は可能です!
慢性的な痛み(例:「長期間(20日以上)に渡り、痛みでずっと困っている」「はっきりとした痛みの原因は分からないが、何となく痛い」)、
単なる肩こりや腰痛、疲れからくる筋肉疲労、脳疾患後後遺症、椎間板ヘルニア、関節症(変形性など)は、整骨院で
健康保険の対応はできませんが自費¹での加療はできます!
※1 はしぐち整骨院での自費治療の金額目安は、【初回】¥5500【二回目以降】¥3300で
ショックマスター、体操(運動療法)、エコー代など込みで保険のトラブルを気にすることなく、自由度があり、より良い治療ができます!