今日は、「腰部脊柱管狭窄症」について説明します
この疾患は脊椎の脊柱管(下写真の中央の穴)というものが
何らかの原因によって狭くなりここを通る
神経を圧迫してシビレなどの症状が出ます
↑椎体
原因としては生まれつき脊柱管が狭かったり
腰椎すべり症、加齢による骨棘(骨のとげ)形成、
椎間板の膨隆、椎体の後ろにある靭帯の変性などがあります
なりやすい要因としては若い時に重労働や重い物をもつ仕事で
無理をしたり、若い時に腰を痛めたことがある人、
長時間の運転をする人があります。
症状は腰痛、腰の周りの重だるさ、足のしびれ、
足に力が入らない、足先が上がらないなどで
特徴的な症状に「間欠はこう」があります
これは歩き始めはなんともないが
歩き続けると足にシビレや痛みがでて歩くのがしんどくなり、
立ち止まって前かがみになって休んでいると楽になって
また歩きはじめるとつらくなる症状のことを言います。
症状が進行すると排尿障害が起きてきます