今日は、『尺側手根伸筋(ECU)腱鞘炎』について説明します。
皆さん、ECUって何??って思いませんでしたか?
実は、結構、難しくて見逃しも多いケガなんです(-_-;)
そもそも尺側手根伸筋(ECU)とは、
上腕骨外側上顆(肘の外側)~第5中手骨底背側面手(手の小指側の骨)
についている筋で、手首を背屈・尺屈させるのに働く筋肉です。
手首を捻ることで、ECUが尺骨茎状突起背側の出っ張りと擦れて炎症が起こります↓
原因としては、使い過ぎ以外に、テニスやバドミントンなどのラケット競技の選手、ゴルフ、
バレーボールなどで手を捻る動作を繰り返すと起こりやすいです。
他には、転倒など、床に手を強く着いた時やフライパンを何度も返すような動作、
もしくは、犬の散歩でリードを急に引っ張られた際にも起こりえます。
さらに、20~50歳代を中心に利き手に発症することが多いのも特徴です。
痛みの症状が主で特に手首を返す(捻る)ような
動作で強く痛みが出ます(ラケットを振る動作や雑巾を絞る動作)
また、手首(小指側)の腫脹、握力の低下なども起こります。
エコーで炎症の程度を見て
軽度であればテーピングなどで動きを制限します。
痛みを引かせ治癒促進の為に電気、超音波療法を行います。
重度であれば、装着が簡単なギプスやサポーターで固定し安静を保ちます。
更に今世界的にメジャーになりつつある治療器、『ショックマスター』もすごく効果的です!!
ECUは日常生活において、良く使う筋肉であるため、なかなか炎症が治まらず、
お困りの方も多いかと思います、、
その為、早期治療が鍵となります( `ー´)ノ
スポーツ選手に限らず誰にでも起こりうる疾患ですので
小指側の手首が痛い場合には
まずは、はしぐち整骨院へ!!
以前、ご紹介したTFCC(三角線維軟骨複合体)損傷と類似しているので、要注意の疾患なんですよ!
https://hashiguchi-seikotsuin.com/report/5950/
☏(フリーコール)0120-983-395