最近、特に足首の捻挫の患者さんが多いです・・・。
その為、ギプス(キャスト)固定も沢山行いました。
なんと、松葉杖も7セット稼働していました(;’∀’)
足の捻挫で松葉杖使ったり、ギプス固定したりするの!!?と思われた方もいるかと思いますが、
そうなんです、足の捻挫は捻ったままの状態にしておくと、様々な後遺症が出てきます。
では、皆さんは、どのような後遺症が出てくると思いますか??
先週も、バスケで強く捻って、脛骨下端部の骨挫傷(不全骨折)を受傷した
患者さんが来院されました。
※脛骨下端部・・・内くるぶし
※患側→ケガした方 健側→ケガしていない方
明らかに、患側のくるぶしが腫れているのがわかりますね・・・。
ROM制限(可動域制限)
底屈 左(患側)20° 右(健側)50°
※参考可動域角度 底屈45°
背屈 左(患側)5° 右(健側)20°
※参考可動域角度 背屈20°
やはり、上記のように強く捻って受傷してしまうと、足の可動域の制限が出ます。
このまま適切な処置をせずに、放置してしまうと早期復帰ができなくなることはもちろん、
可動域制限、捻挫を再発しやすい足に変形したり、運動時や歩行時にも痛みを伴うように
なりかねません。残念ながら、こういう足関節捻挫の後遺症を
慢性足関節不安定性(Chronic Ankle Instability;CAI)と言います。
その為、このような不幸な症例を少しでも減らすために足関節の整復後に
キチンとギプス(キャスト)固定をした方が良い症例があります。
当院では、足関節の捻挫後は、ケガをする前の100%に近い状態に戻すために、
足の整復(足が治りやすい、ストレスがかかりにくい位置に戻す)を行い、その良い状態のまま固定をします。
基本固定は、足関節(距骨)の整復を行った後にキャスト材というギプスを使い固定を行います。
※症状や生活環境に応じて、様々な固定を提案しています。
テーピング、サポーター、U字キャスト(ギプス)固定や
状況に応じては、下記のヒール付きキャスト(ギプス)固定などもできます。
※ヒール付きキャスト固定・・・キャスト(ギプス)固定中も安静位を保ちながら、
荷重(足を衝いて歩行可能)ができます。なので、筋力低下が少なく早期復帰が可能となります。
※ヒール部分は外出時につけるカバーがあり、室内ではカバーを外して歩行可能です。
実は、このような整復や固定などを適切に行うことができる整骨院、
整形外科と連携がとれている整骨院は長崎県でも数少ないです。
当院では、
・ケガの具合の説明
・ケガの処置の選択肢を説明
・ケガの今後の予後の説明
を患者さんにキチンとしてから、患者さんの同意の上、処置をしています。
上記のヒール付きキャスト固定を選択した患者さんは、仕事の都合で、どうしても
立って少し歩かないと行けないという状態だったため、本人の希望でヒール付きキャスト固定としています。
その為、患者さんも安心して加療することができ、リハビリ・運動療法(体操:コレクティブエクササイズ)など
「頑張って続けよう!!」とやる気も出てきます( `ー´)ノ
そうなると、ケガの治りも早くなり、早期復帰が可能となります。
また、足関節捻挫をすると、実は骨折していた、、なんてことが多々あります。
特に、小学生~中学生のいわゆる成長期では骨の端(骨端線部)が柔らかくなっている為、
靭帯に骨が引っ張られて折れることがあります。
なので、たかが捻挫と軽視せず、注意して経過観察を追わなければなりません。
正直、小学生~中学生の捻挫は、すぐに当院やエコーのある整形外科の受診をおススメします!
※骨端線という溝から成長軟骨という非常に柔らかい骨の成分が出され、
それが成長とともに硬くなり骨化していくところ。骨が伸びる場所。
また、足関節捻挫をすると、足首だけでなく、その他にも足の裏、アキレス腱、踵などが
痛くなったりする人も多くいますが、それも足の正しい使い方ができていなくて起こることがほとんどです・・・。
当院では足の正しい使い方、運動療法をわかりやすくお伝えすることが可能です。
気になる運動療法等はここでは秘密です…( *´艸`)
ケガでお困りの方は、一度お問合せください♪
フリーダイヤル:0120-983-395