動脈硬化を原因とする病気、末梢動脈疾患(PAD)を知っていますか??
・PAD(Peripheral Arterial Disease)は足の血管が動脈硬化によって狭くなったり、詰まったりした結果、
血液の流れが悪くなって「足がしびれる」「歩きにくくなる」といった
症状が現れる病気です。
↑脂質などの沈着により、血管の内側が狭くなった状態
↑健康な血管
・同じく動脈硬化を原因とする脳梗塞や心筋梗塞・狭心症などと
合併することが多いため、経過の良くない病気です。
・動脈硬化は全身の血管に起こりますので脳梗塞や心筋梗塞の既往のある
患者さんはPADを合併している可能性が高いとも言えます。
足にこんな症状があったらPADかもしれません...。
(Ⅰ度)
下肢の冷感、シビレ感
→動脈硬化の初期では無症状の場合もあります
(Ⅱ度)
間欠性跛行(かんけつせいはこう)
→間欠性跛行の場合は短い距離を歩いただけでも
ふくらはぎに張りや痛みがあらわれ、歩くことができなくなります。
しかし、しばらく休むと痛みなどの症状は回復し、また歩けるようになります。
(Ⅲ度)
安静にしている時も痛みがあります。
(Ⅳ度)
皮膚に潰瘍ができたりします。
こんな症状があったら、もしかするとPADかもしれません。
そのような時は、早めに医師に相談するようにしましょう。
実は、このPADは、腰の疾患である
腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症など症状と似ています(汗)
要は、腰が痛いから、足がシビレていると勘違いしやすんです。
実際に今月も患者さんで、足の指のシビレ感、冷感の症状が長く、喫煙歴もあった為、
PADを疑い、当院より血管外科をご紹介し、受診していただきました。
血圧脈波検査(BPB)という検査を行い
○動脈の硬さ(CAVI)
○動脈の詰まり(ABI)
○血圧〔mmHg〕
などの検査を詳しくしてもらい、PADであるのかを鑑別することができます。
今回は、幸い、下肢血流は下腿末梢までよく保たれており、ABI値も正常であったとのことです。
患者さんもとても安心されていました!
しかし、中には本当にPADであった患者さんもいました・・・。
早期に見つかったことで、手術などはせずに
禁煙・ウォーキング等の運動・薬物療法で、症状が改善しました。
実は、現在整形外科・病院・クリニック等と連携がしっかりとれている整骨院は数が少ないです。
当院では血管外科などの専門医、整形外科の専門医をとも連携が取れている為、
症状に応じて、ご紹介することも可能です。
その為、患者さんも安心して加療することができるとの声を多くいただいております!(^^)!
身体の痛みでお困りの方は是非はしぐち整骨院へご相談下さい!!
℡フリーダイヤル:0120-983-395