今回は、股関節の痛みである「大転子部滑液包炎」についてお話していきます。
皆さんは、あまり耳にされたことはないかと思いますが、
走り始め、動作の初め、運動時などに、この赤丸の部分に痛みを伴って、困っている・・・。なんてことはありませんか??
もしかすると、それは大転子部滑液包炎かもしれません・・・。(+_+)
陸上、バスケットボールやバレーボール、クラシックバレーなど
走ったり、跳んだりする動作(跳躍動作)が多いスポーツやダンスで発生しやすい障害です。
【解剖】
まず、股関節の、大腿骨の外側の出っ張りを大転子と呼びます。
この大転子と大臀筋(だいでんきん)腱(お尻の筋肉の大腿骨外側の腱)の間には、
潤滑液のようなものを包み込んだ袋があり、腱の滑りをよくする働きをしています。
これを大転子部滑液包と呼んでいます。
引用:
ネッター 運動器疾患と解剖アトラス
この滑液包の前側~横側には大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)という、
太ももの途中で腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)に連続する筋肉があります。
引用:
プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論 運動器系
跳躍動作をする際に、この大臀筋・大腿筋膜張筋(腸脛靱帯)が大転子の上を通過します。
【原因】
跳躍動作が繰り返されるうちに、滑液包が摩擦によるダメージを受けて炎症を起こし、
通常より腫れるため、通過する筋肉や靱帯がこの腫れた部分に引っ掛かるようになります。
この引っ掛かる際にバネのような弾発現象と痛みを生じます。
この弾発現象が起こらず、股関節の外側に痛みだけが出る場合もあります。
これは、炎症初期に見られ、股関節外側の大転子上に圧痛があります。
この段階では、運動中や運動直後の痛みを訴えますが、安静で軽快します。
MRI炎症所見
↑このように、大転子部外側に炎症を起こしており、液体成分が多く存在するため、
MRIでは、水分を強調するように白く高信号になっているのがわかります。
この滑液包炎は、外から目だけで見ても分かりません。
しかし、はしぐち整骨院ではエコー検査(超音波検査診断装置)で患部の内部を視覚的に見ることが可能であり、
さらに、股関節専門医と連携しているので専門医でのMRI&診察にて『明確な診断』が可能なんです(^^)v
『明確な診断』無いと、当たり前ですが良い処置、治療計画は立てられないですよね・・汗
【要因】
・筋肉のアンバランス(中殿筋(お尻の筋肉)の左右差など)
・不安定な路面でのランニング
・ランニングフォームが悪い(骨盤が左右に揺れるランニングフォーム)
・大転子部に直接的な外傷
・回内足等による足部のアライメント(バランス)不良
…etc
【治療】
実際にジョグ・ランニング・跳躍動作を行ってもらい、問題となる動作を評価し、
足を分析するポドスコープにて、特にどこに足圧が掛かっているかもみます。
またエコー画像観察で炎症部位を特定します。
そして、その原因+先行研究などから科学的なエビデンスに沿った施術ていきます。
お尻の筋肉である中殿筋(ちゅうでんきん)に機能低下があれば、中殿筋に対する機能改善の施術
(運動療法:コレクティブエクササイズ)を行います。
もちろん、大腿筋膜張筋、腸脛靱帯、殿筋、ハムストリングのストレッチ等のも行います。
また、当院には、驚くほど即効性のある、科学的に認められた治療器『ショックマスター』もあります!!!
病院、クリニック等では大転子部滑液包炎も症状が強くなると「ステロイド・ヒアルロン酸注射」をすることが多いですが、
※患者さんの状況によっては「ステロイド・ヒアルロン酸注射」を提案することもあります。
当院のショックマスターは針を刺したりせず(侵襲性ゼロ)に治すことが可能です♪
ショックマスターの利点
①治療時間が短く(1部位5分程度)、治療期間も短く済む
②コストが安く抑えられる
③瘢痕組織(手術の跡)が残らない
④即効性がある(患者さんによっては1回の照射で効果を実感できる)
などです。
なんと、こんな最高の治療器(保険外の治療器)が当院なら
1か所、
初回¥2000+(税)
(各種説明が必要なため)※学生は初回から1000+(税)
2回目以降1か所¥1000+(税)
※自賠責、労災の方は窓口負担¥0。
※整骨院、接骨院の保険料金は極めて廉価なため、自費施術との併用が認められています。
で受けられるんです☺
実は、保険外で他クリニックなどで受けられると一か所1万円なんてことも珍しくありません(-_-;)
是非、痛みでお困りの方は、一度、当院に相談されてはいかがですか??
きちんと、痛みの原因を探って、セルフケアもお伝えして、
そして最短で最良にて、科学的に根拠のある施術を提供します。
※但し、整骨院で保険が効くのは・・・。
あくまで、急性・亜急性のもの(20日以内に痛め、原因のあるもの)に限ります。
慢性のものは、自由診療(健康保険外)というかたちになりますので、ご了承ください。
フリーダイヤル:0120-983-395