皆さんは、太ももの中央付近から膝の上あたりの痛みでお困りではありませんか??
疲労骨折の多くは、下肢(大腿部から足まで)に発生するとされています。
実は、大腿骨の骨のような大きくて丈夫そうな骨でも疲労骨折してしまうことがあります😓
特に、大腿骨骨幹部の疲労骨折は、陸上の長距離選手に多いとされており、バスケやサッカーなど、
その他のスポーツでも走り込みを続けることで疲労骨折をしてしまうケースがみられます。
では、なぜこのように下肢の中で最も太い骨が疲労骨折してしまうのでしょうか??
【大腿骨骨幹部疲労骨折発生のメカニズム】
一般的にランニング動作やジャンプ動作の繰り返しにより、体重の荷重による上からの負荷と地面を蹴る時に生じる下からの床反力が大腿骨の骨幹部で交わります。
更に大腿骨の内側には内転筋群が付着しており、大腿骨を内側に引っ張る力も加わるために、力学的ストレスを受けやすく、疲労骨折が起こります。
疲労骨折は、骨を針金と置き換えイメージしてみて下さい。
針金の同じ部位を何度も繰り返し折り曲げたり、戻したりすると、いずれ折れてしまいます💦
疲労骨折もこのような原理で起こります。
【診察】
大腿骨骨幹部疲労骨折では、大腿部中央~膝関節の上あたりに痛みが現れ、部位が漠然としていることが多いです。
・Flucrum test:フルクラムテスト
Physiotutors 引用 Physiotutors – YouTube
・Hop test:ホップテスト
上記のような整形外科的徒手検査を行い、疼痛が誘発されると大腿骨骨幹部疲労骨折を強く疑われます。
疲労骨折が疑われる場合は、当院より速やかに専門医にご高診依頼し、レントゲンやMRI検査などでチェックしてもらいます。
一症例 MRI画像
レントゲン検査のみでは受傷直後(早期)の疲労骨折は、はっきり映らないことがあるため、早期に疲労骨折を発見するにはMRI検査が有用となります。
受傷より2~3週間経過してレントゲン検査を行うと骨折線や骨膜反応・仮骨形成が生じて病変部が濃ゆくぼんやりと映って骨折像が明らかになります。
なので、はじめにレントゲン検査のみ行い、骨折が見つからなかったからと言って、安心するのではなく、注意して経過・加療する必要があります。
【治療】
★整骨院で判別(骨折・脱臼疑い)はできますが、最終的な「診断」は医師のみができます。
★骨折、脱臼の初回処置(応急処置:ケガして直ぐの処置)は、可能なのですが、2回目以降の施術・過去に医師に骨折・脱臼と診断されたものに関しては、法律上、医師の同意(後療を〇〇整骨院でしていいですよ)がなければ施術できませんのでご留意ください。
※同意を得る方法は、書面でも口頭でも良いとされております。
当院には、骨折用の
・超音波骨折治療器「オステオトロン(LIPUS:低出力パルス超音波)」(←リンク添付)があります。
低出力超音波による刺激で、骨折部位の骨の癒合を促し回復を早めます。
メーカー公表では約30~40%治療期間が短縮され、治りづらい骨折の治療に効果があります。
温熱効果が無いため急性期での組織修復に適しています。
靭帯損傷などの疼痛緩和にも効果的な治療器です。
更に、通常骨折した部位に超音波を照射すると、痛みを伴いますが、このオステオトロンは音波痛が発生しない為、骨折部に痛みを伴うこともありませんのでご安心ください。
・骨癒合(骨の治り)を促進させる治療器「ショックマスター」(←リンク添付)があります。
ショックマスターの詳細は下記リンクのブログをご参照ください↓↓
当院は、捻挫・挫傷・打撲などのケガをはじめ、骨折、脱臼の患者さんも多く来院されます。
常に患者さんにとって最善の医療を提供できるよう準備しております。
可能な限り急患も対応しています。
早期社会復帰、スポーツ復帰、予後のために、ケガした際はご相談くださいね!!📞
フリーダイヤル:0120-983-395
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