今回は、すね(脛骨:ケイコツ)の内側の痛み『脛骨疲労骨折』についてご紹介していきます。
↑この赤丸の辺りに痛みが出ます。
皆さんは、「すねの内側の痛み」と言えば、まず第1に『シンスプリント』(←下記リンク添付)が頭に思い浮かぶと思います。
しかし、このシンスプリントが進行し、症状が悪化していくと疲労骨折へ移行してしまいます・・・。
疲労骨折とは、小さな外力によって骨の微小な損傷が繰り返されて起こります。
イメージは「針金(はりがね)を、同じところだけ何度も曲げると折れる。」のような感じです。
では、脛骨の疲労骨折が疑われる症状は、
・ランニング、ダッシュ、ターン、ジャンプ動作などの運動時痛
※症状が悪化してくると黙っている時にも痛みが出ることがあります
・すねの内側を押さえると痛む(全周に渡り痛みがあることも)
・患部が熱い感じがある(熱感)
・痛みがある場所が腫れている感じがある(腫脹)
などです。
脛骨の疲労骨折を引き起こす原因は、『シンスプリント』(上記リンク添付)と同様で、
詳しく動画なども交えながらご説明しております。是非ご参照ください!!
では、本日の本題「〇〇サインとは何か!?」
その答えは、螺髪(らほつ)サインです!!!
※螺髪:仏像の頭髪を表す巻貝状の突起(もこもこしている部分)のこと
↑東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)様
え?骨に、この螺髪サインがでるの??
はい、出るんです!!!
↑エコー画像観察(脛骨を短軸(輪切り)で観察しています)
仏像様の髪の毛見たいですよね!!😳
この螺髪サインがエコーにて見られる場合、強く疲労骨折の可能性を疑います。
参考文献:
日本超音波医学会 2018 – Vol.45
特別プログラム・知を究める 運動器
シンポジウム 運動器1 はじめの一歩~運動器の超音波解剖~骨の超音波解剖~画像所見とその解釈~
日本超音波医学会会員専用サイト (jsum.or.jp)
疲労骨折している可能性があれば、当院よりすみやかに各専門医をご紹介し、確定診断(画像検査:MRI検査、レントゲン検査等)をしていただきます。
↑レントゲン検査(脛骨疲労骨折)
★整骨院で判別はできますが、最終的な「診断」は医師のみができます。
★骨折、脱臼の初回処置(応急処置:ケガして直ぐの処置)は、可能なのですが、2回目以降の施術・過去に医師に骨折・脱臼と診断されたものに関しては、法律上、医師の同意(後療を〇〇整骨院でしていいですよ)がなければ施術できませんのでご留意ください。
※同意を得る方法は、書面でも口頭でも良いとされております。
当院は、身体の内部を見える化できる方法(エコー画像観察、医接連携)を豊富です。
その為、どこをケガしているのか、正確に分かり、より効率的、かつ効果的な治療を可能とし、治療効果を上げることができます!!!
↑骨折部位にマーキングし、正確な位置にLIPUS:オステオトロン(低出力超音波による刺激で、骨折部位の骨の癒合を促し回復を早めます。※メーカー公表では約30%治療期間を短縮されるとのこと)を設置
皆さん、「試合が近いから早く治したい、、」「痛みが改善せずに困っている、、」など
ケガのことでお困りの際は、はしぐち整骨院へご相談下さい。
フリーダイヤル:0120-983-395