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太ももの裏(ハムストリングス)が伸びた感じがした、、、もしかするとハムストリングス肉離れの可能性あり!?

まだまだ暑い日が続きますね・・・(-_-;)

夏休み期間でスポーツ活動が活発になったこともあり、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)肉離れで来院される、患者さんが多くみられます。

以前、ハムストリングスの肉離れの概要についてはご紹介しております。(↓下記リンクをご参照ください)

大腿部(太もも)肉離れ:太ももの痛み

 

今回の内容は、

①上記ブログでご紹介した奥脇分類を更に細分化し、腱膜の重症度を追加した『JISS分類』について

について話していきます。

 

【JISS分類】

JISS分類とは、大腿二頭筋(ハムストリングス)肉離れ奥脇分類にプラスして、損傷部位の MRI 横断像(輪切り)での腱膜のダメージの程度で損傷度(グレード)分類を追加しているものです。

 

(Ⅰ型)筋線維部(筋肉内または筋間)の損傷

★スポーツ復帰目安:約2週間以内

(Ⅱ型)筋腱移行部(特に腱膜部)の損傷
・1度:わずかな損傷(腱膜の輪郭が保たれる)
・2度:部分断裂(腱膜が部分的に断裂)
・3度:完全断裂(腱膜が完全に断裂)

★スポーツ復帰目安:1度(1~6週)、2度(3~12週)、3度(4~16週)

(Ⅲ型)筋腱付着部の損傷(坐骨結節(座った時に椅子に面する部分の骨)裂離を含む)
・1度:わずかな損傷(腱膜の輪郭が保たれる)
・2度:部分断裂(腱膜が部分的に断裂)
・3度:完全断裂(腱膜が完全に断裂)

★スポーツ復帰目安:1度(Ⅱ型の2・3度と同等)、2・3度(16週程度。※状態に応じて手術の適応となることも)

※若い年齢(成長期)の子どもは筋肉より骨が柔軟性に富むため、肉離れより裂離骨折している事の方が多いので注意が必要です。

 

肉離れは、誰しも経験する可能性がありますが、実は、損傷程度によって、競技復帰に4ヵ月~半年以上かかることもあり、管理がとても大変で難しいケガなんです

また、肉離れは、筋肉が完全に修復しきれていないまま、スポーツ復帰してしまうと再発リスクがとても高く、いつまで経っても復帰できない。そんなことになりうるのです。

なので、痛みが軽減したからと言って、自分で勝手判断してストレッチや運動を再開しないでください。

キチンと医療機関でMRI検査(画像所見)で随時経過観察を行いながら、リハビリの強度を上げていったり、競技復帰を目指していく必要があります。

はしぐち整骨院は、各専門医との医接連携(医療機関との連携)ができている、県内においても数少ない整骨院です!!!

正直、整形外科・病院・クリニックなどと情報交換、経過観察を行いながら、加療を行える整骨院は殆どないのが現状です・・・。

ケガをしてしまい、「早く復帰したい」「どこへ治療に行っていいか困っている」「何が原因でケガをしてしまっているのか知りたい」

上記のような悩みで困っている方は、一度はしぐち整骨院へご相談下さい。

フリーダイヤル:0120-983-395

 

 

出典:
・奥脇 透. “肉ばなれの発生要因と治癒予測”. Sportmedicine 2007 NO.88 
・アスレティックトレーニング学”アスリート支援に必要なクリニカル・エビデンス”2019
・仁賀定雄. “より安全なスポーツ復帰をめざすリハビリテーション診断・治療” Jpn J Rehabil Med 2019;56:778-783(下記リンク添付)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/56/10/56_56.778/_pdf

 

 

最近、ハムストリングス肉離れにて当院に来所された患者さんの症例』は次回ご紹介しますm(__)m

 

 

 

 

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