整骨院実績

歩いていても痛い。朝起きて1歩目に激痛が走る。外くるぶしの上側が痛む。腓骨の疲労骨折について

今回は、下腿(膝下から足首までの間)に存在する「腓骨(ひこつ)」という細い骨の疲労骨折について書いていきます。

よく走られる方やジャンプ動作が多く、スネ周りや足首上が痛い方は必見です!!

【症状】

下腿部の外側付近が、

・歩いていても痛む
・患部(痛い場所)が腫れたり、熱感がある
・押さえると激痛がある
・朝イチ歩き出し痛みがある
・ジャンプの着地痛くてできない
安静時痛(黙っていても痛む)がある

上記のような症状がみられることが多いです。

もしも、このような症状があれば、要注意です!!!骨が折れている可能性も考えられます。

その際は、速やかに、はしぐち整骨院 or 整形外科を受診しましょうm(__)m

 

【概要】

腓骨とは、下腿の外側にある骨のことです。

腓骨の疲労骨折は大別して2ヶ所の場所でよくみられます。

①腓骨近位1/3部(膝の近い方):跳躍型(ジャンプをよくする人に起こりやすい。過度なうさぎ跳びなどでも発生。)

②腓骨遠位1/3部(足首に近い方):疾走型(よく走る人に起こりやすい。特に長距離ランナー。)

 

【検査】

はしぐち整骨院では、

・ポドスコープ(足をバランス、体重のかかり方を科学的にみる器械)を用いて足の接地状態やバランスを確認することができます。


・エコー画像観察 
身体の中を視覚的に見える化できる優れもの!!


↑エコー画像観察にてスネの骨(脛骨)に疲労骨折、特有の所見『螺髪(ラホツ)サイン』がみえます。
もちろん腓骨でも螺髪サインがみられます。

エコーは部分的に細かく、患部をみるのが得意です。

それに対し、レントゲンは全体像を把握するのに適しています。

なので、レントゲンでは映りにくい、疲労骨折の初期も、エコーでは発見できるかもです。

※およそ骨折して2週間以上経過したものは、仮骨形成という骨の修復過程で一旦骨が大きくなってくるので、レントゲンでもはっきり映るようになります。

当院では、疲労骨折が疑われる画像所見や理学所見がみられた際は、必ず各身体部位の専門医をご紹介し、対診していただきます。

レントゲン検査やMRI検査等の画像所見で医師より確定診断をしていただきます。

 

★整骨院で判別(骨折・脱臼疑い)はできますが、最終的な「診断」は医師のみができます。

★骨折、脱臼の初回処置(応急処置:ケガして直ぐの処置)は、可能なのですが、2回目以降の施術・過去に医師に骨折・脱臼と診断されたものに関しては、法律上、医師の同意(後療を〇〇整骨院でしていいですよ)がなければ施術できませんのでご留意ください。
※同意を得る方法は、書面でも口頭でも良いとされております。

その後は、医師からの同意をいただき、当院にて後療を開始します。

痛みが軽減したからといって、臨床所見だけで評価して見切り発車してしまうと再受傷のリスクが高いです。

必ず定期的(月に1~2回)に、整形外科にて経過観察レントゲン検査などの画像所見にて骨の治り具合をみながら漸次リハビリを行い、安全に復帰していただきます。

実は、このように医療機関と連携し加療できる整骨院は、長崎市でもほとんどありません(^^;)

【処置】

もしも、運動中に激痛があり走れなくなった時は、速やかに運動を中止し、応急処置を行ってください。

いままで応急処置の手当の基本といえばRICE処置(←リンク添付)といわれてきました。

近年の医療では、RICE処置の安静(Rest)を、Optimal Loading(最適な負荷)に置き換えた『POLICE:ポリス』という概念が広まりつつあります。

Protection(保護)
Optimal Loading(最適な負荷)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)

必要以上の固定、安静は悪影響(治りを遅くしてしまう)を及ぼすことが分かってきており、

早期に最適な負荷をかけることで最適な組織修復を促すことができるんです。

早期に最適な回復を目指すアスリートにはPOLICEは有効な手段です!!

※意識消失、ショック、頭・頸・背部の外傷や大量出血、脱臼・骨折が疑われる著明な変形など、重症な傷害の場合はすぐに病院にかかり、むやみに動かさないようにしましょう

引用:日本バスケットボール協会 急性外傷への対応
http://www.japanbasketball.jp/files/coach/contents/01/JBASP_LS_201020_15_1.pdf

治療

・LIPUS:オステオトロン(低出力超音波による刺激で、骨折部位の骨の癒合を促し回復を早めます。※メーカー公表では約30%治療期間を短縮されるとのこと)を照射。

毎回治療の際にこのオステオトロンの照射を行います。

骨折部が画像所見により明確になっているため、ピンポイントで照射が可能です。

ショックマスター照射(←ブログリンク添付)

更に骨癒合(骨の治り)を促進させるためショックマスターの照射を行います。

首・腰・膝だけじゃない!いろいろな痛みに効く長崎市内初導入のNEWマシーン!

オーダーメイドインソールを作成(←ブログリンク添付)して、足のバランスを整え、患部へのストレスを減らす。

 

皆さん、

痛みがある状態で、無理に練習を続けてしまい疲労骨折の発見が遅れると、骨折が治りにくい「難治性(なんちせい)骨折」や「偽関節(ぎかんせつ)」となる場合があります。

そうなると手術が必要となる場合もありますので、痛みが出てきたら早めに当院へご相談下さい!!

《お問合せ方法》

電話:0120-983-395(フリーダイヤル)

LINE:メッセージ

 

★本ブログ内の写真の転載・流用厳禁!! 写真はご本人に掲載の許可を得ています。

 

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