皆さん、運動中・スポーツ中など走っている際にお尻の付け根が痛くなったことはないですか??
特に成長期の子どもは、筋肉よりも骨のケガをしやすかったりするので注意が必要です!!!
なぜかと言うと、、成長期の子どもには、骨の両端に骨端線(成長線)が存在しており、その部分は、成人の骨に比べて骨が柔らかくなってます。
※上記画像では、大腿骨と坐骨のみ骨端線を記しております。
お尻の付け根(坐骨)にも骨端線が存在し、そこにはハムストリングスというもも裏の大きな筋肉の腱が付着してます。
ジャンプの着地の際や速いスピードで走っている時など、強い力で筋肉や腱(ハムストリングス)に柔らかい骨端線付近(坐骨結節)が引っ張られると、筋肉より骨が傷ついてしまうことが多いです。
しかし、成人の場合は、骨の成長がだいたい終わり、頑丈になっているため、筋肉や腱の方を痛めやすく「ハムストリングス肉離れ(←リンク添付)」などの損傷をする方が多くなります。
スポーツ中にお尻の付け根の痛みで来所された一症例をご紹介していきます!!
13歳の男子中学生。大会でハードル走を走っている際に右のお尻の付け根の部分に痛みが出て負傷。
翌日、当院へ来所されました。
【理学所見】
・右坐骨結節部やや内側に圧痛(+)
・右SLR test 65°(ハムストリングス伸張ストレス テスト) で疼痛(+)
・歩行時痛などの運動時痛(+)
など
しかし、これだけの理学所見だけでは骨(坐骨結節)の損傷なのか?筋肉(ハムストリングス)の損傷なのか?の判別は、かなり困難です。
そこで、当院では、エコー画像観察装置を用いて身体の内部の状態を視覚的にとらえることで、より明確に判断することが可能です。
↑右の坐骨結節部が左に比べて高輝度(白が強い)にみえます
↑エコー画像観察にて坐骨結節部の骨端線描出
RICE処置を行い、速やかに専門医をご紹介し、受診していただきました。
レントゲン・MRI検査の結果『右坐骨骨端線損傷(右坐骨不全骨折)』との診断。当院での後療(二回目以降の治療)を指示されました。
レントゲン画像では、右に比べて左の坐骨結節の骨端線のラインがきれいなのが分かりますね!!😳
【治療】
・ラジオ波(←リンク添付)
深部温熱治療器。患部から患部周囲にも効率よく、高い温熱効果を期待できます。
・超音波骨折治療器 LIPUS:Low Intensity Pulsed Ultra Sound(低出力パルス超音波)(←リンク添付)
伊藤超短波さま公式ホームページ:https://www.medical.itolator.co.jp/product/osteotron5/
この治療器は、よく整形外科でも使われており、骨癒合(骨の治り)を約40%短縮させることができます。
他にも、症状に応じたトレーニング、ストレッチ、コレクティブエクササイズを処方したり、
走り方のどの部分が痛みの原因になっているのかを探るため、専用のポドスコープを用いて足の分析やランニングフォームのチェックなどもできます!!!
↑ポドスコープにて足底の接地状態を確認
皆さんも、運動中やスポーツ中のケガのことは、長崎市はしぐち整骨院へご相談下さい📞🔥
フリーダイヤル:0120-983-395
※当日の急なご予約も可能です。当日はできるだけ電話でのご予約をお願いします。
平日は20時まで、土日祝は13時まで受付!!
基本、毎日開院しております!!
注意:写真・図・本ブログの転載・流用厳禁!!
★整骨院で判別(骨折・脱臼疑い)はできますが、最終的な「診断」は医師のみができます。
★骨折、脱臼の初回処置(応急処置:ケガして直ぐの処置)は、可能なのですが、2回目以降の施術(治療)・過去に医師に骨折・脱臼と診断されたものに関しては、法律上、医師の同意(後療を〇〇整骨院でしていいですよ)がなければ施術できませんのでご留意ください。
※同意を得る方法は、書面でも口頭でも良いとされております。